ハミルトン・ノーウッド分類をざっくり解説

ハミルトン・ノーウッド分類分類チェック

AGAの診断基準ともなる、ハミルトン・ノーウッド分類の法則についてまとめました。

額の生え際から薄毛が進行する、いわゆるM字はげタイプや、頭頂部のつむじ周辺から進行していくO字、前頭部から進行するU字など、AGAの進行のしかたには、いろいろなパターンがあります。

自分のAGA進行速度はどこまでいってるのか?今の状態に合った改善方法を見つけることが、もっとも効果的なAGA治療になります。

ちなみに、AGAでいう1型・2型といった表現は、ハミルトン・ノーウッドの他にもう1つあります。

5αリダクターゼの1型・2型については、こちらの記事をどうぞ。

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AGA1型と2型の見分け方

ハミルトン・ノーウッド分類とは

AGAの進行速度を、Ⅰ型・Ⅱ型…とステージごとに分類するのが「ハミルトン・ノーウッド式」です。

ハミルトン・ノーウッド分類は、実際の薄毛・脱毛の症例からパターンをもとに作られていて、薄毛がどの程度進行しているのかを知りたい場合には、この分類を用いると判断がしやすくなります。

進行速度Ⅰ~ⅢならAGA薬だけでも効果的◎

AGAの進行度合・ステージの段階によって、効果的なAGA治療は異なります。

進行の段階はⅠ型~Ⅶ型で表されていて、数字が大きいほどAGAが進行しているということになります。

  • Ⅰ型:わずかに脱毛、もしくはまだ脱毛が始まっていない状態
  • Ⅱ型:生え際から薄毛の進行が始まった状態
  • Ⅱ型(Vertex型):生え際からの薄毛の進行と、頭頂部が脱毛してきた状態
  • Ⅲ型:生え際から薄毛の進行が目立ってきた状態
  • Ⅲ型(Vertex型):Ⅲ型の状態にプラスして、頭頂部のO字が進行してきた状態
  • Ⅳ型:生え際から頭頂部にかけて、さらに進行した状態
  •  V型:Ⅳ型からさらに進行し、生え際と頭頂部がつながる手前の状態
  • Ⅵ型:V型がさらに進行し、側頭部と後頭部にのみ髪の毛が残っている状態
  •  Ⅶ型:Ⅵ型よりさらに進行してしまっている状態
Ⅰ~Ⅲ型の人であれば、内服薬や外用薬を使うだけでも、AGAの治療効果が出やすいと言われています。

ハミルトン1~3型

画像引用元:東京形成美容外科

ハミルトン・ノーウッド分類の進行具合とAGAの改善傾向を観察したところ、分類が進んでいる人ほど治療の効果があまり出なかったという研究結果があります。

これはAGAが進行するほどヘアサイクルが正常に戻りにくくなるためといわれています。

AGA進行速度別の治療方法

Ⅰ型

Ⅰ型

生え際や頭頂部などで脱毛が始まっていますが、気付かない程度なので、見た目にもほとんど変化がない状態です。

Ⅰ型のAGA対策

  • 育毛剤・育毛シャンプー
  • サプリメント
  • 頭皮ケア

AGA治療は初期の対応も大切。頭皮の環境を整えたり、髪の毛に良い栄養を十分に採って現状を維持するようにしましょう。

Ⅱ型・Ⅲ型

Ⅱ&Ⅲ

AGAが進行していて薄毛が目立ち始める段階です。この頃にAGA薬をはじめると、効果的な改善が期待できるうえ、治療費も安く済みます。

Ⅱ型・Ⅲ型のAGA対策・治療

  •  フィナロイドやデュタステリド、ミノキシジルなどの飲み薬
  • ミノキシジルの塗り薬

ほとんどの人が、この段階でAGA治療を検討し始めるといわれています。

AGAを進行させる元凶の悪玉男性ホルモンの発生を抑えてくれる、フィナステリドやデュタステリドの飲み薬を服用して進行を食い止め、ミノキシジルで発毛を促進する治療が効果的です。

下記ページでは、それぞれの成分でおすすめのAGA薬も提案しています。

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ミノ・フィナ・デュタの違い

Ⅳ型~Ⅶ型

Ⅳ~Ⅶ型

AGAが進行してしまい、最終的に前頭部・頭頂部に髪の毛がほとんど残っていない状態です。

Ⅳ型~Ⅶ型のAGA治療

  • AGA治療薬
  • 自毛植毛

髪の毛が生えなくなって長い時間が経ってしまうと、毛根では毛母細胞自体が休止(ヘアサイクルが終了)してしまいます。

そうなるとAGA薬だけで改善することが難しくなり、自毛植毛などと組み合わせることが必要になります。そのため治療費も高額になります。

若い人ほどAGA治療がよく効く

AGAは進行すればするほど、薬が効きづらくなります。

年齢が上がればそれだけAGAが進行度合いも上がりますから、同じ治療をしても、若い時に開始した場合よりも効果が出にくくなると考えられます。

AGAがなかなか改善されないのは、毛根のヘアサイクルが大きく関係しています。

AGAとヘアサイクルの関係

髪の毛は、成長期→退行期→休止期…のヘアサイクルを繰り返しています。

AGAになると成長期の期間が短くなり、髪の毛が成長しきれなくなります。その結果、細くてコシのない髪の毛が増えてしまうことになるのです。

AGAがどんどん進行してしまうと、フィナステリドなどの悪玉男性ホルモンが増えるのを抑えてくれる薬を使っても、ヘアサイクルの期間が元に戻りづらくなります。

なぜなら、毛根の働きが完全に失われる=死んでしまう場合もあるからです。

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毛根

10代から60代の日本人の男性約900名を対象に、5年間にわたりフィナステリドを服用した場合の効果を観測した研究があります。

この研究によって、若い人の方がフィナステリドの治療効果が出やすかったとういうことが明らかになっています。

日本人903名を対象に、AGAの治療薬であるフィナステリドを投与した研究があります。~中略~41歳以上の方よりも18~41歳に該当する方の方が、フィナステリドでの治療効果が出やすかったのです。
引用元:はなふさ皮膚科/AGAのタイプ別進行パターン

AGAは進行性の脱毛症です。放っておいても自然に治ったり進行が止まったりはしません。改善を望むなら、薄毛に気づいた時点でAGA治療を始めることをおすすめします。