毛根から生えてくる回数は決まっている

毛根

ヘアサイクルは生涯で40~50回

人の髪の毛は、同じ場所(毛根)で「生えて⇒育って⇒抜けて⇒また生えて…」を繰り返しています。

この流れをヘアサイクル(毛周期)と言い、1つの毛根から髪の毛が生えてくる回数は、一生のうちで40~50回と決まっているのだそうです。

そして1本の髪の毛が頭皮にとどまれる期間は、正常であれば2~6年ほど。

ということは、髪の毛の寿命は少なく見積もっても80年あるはずです。(1本につき2年×40回の発毛)

髪の毛は一生涯に渡って伸び続けるのではなく、一定の寿命があります。成長が止まった後に、退縮して抜けていきます。その後、同じ場所で再生して生まれ変わります。つまり、発毛⇒成長期(2~6年)⇒退行期(2~3週間)⇒休止期(3~4カ月)脱毛⇒発毛を1つのサイクルとして一生涯に40~50回繰り返します。
水前寺皮フ科医院<AGA>:毛髪について

ちなみに、毛根の数=髪の毛の本数も生まれつき決まっていて、ほぼ一生変わることはないそうです。

髪の毛の総本数は、日本人なら平均で約10万本。それらが日々抜け替わっていることから、抜け毛の量も1日に50~100本あるのが普通なんですって。

上限に達したらゲームオーバー

ここからが本題です。実は、皮膚科のお医者さんの引用文には続きがあります。

発毛を1つのサイクルとして一生涯に40~50回繰り返します。このサイクルが終了したら毛包(※)は再生しませんので、二度と毛は生えてきません(永久脱毛)
水前寺皮フ科医院<AGA>:毛髪について

※毛包とは、毛根を包んでいる組織です。毛包だと聞きなれなくて頭に入ってこないので「毛根みたいなもの」と考えていいでしょう。(冒頭のイラスト参照)

生涯分のヘアサイクルが発動し終わると、もう二度と新しい髪の毛は生えてこないというのです!この事実は衝撃でした。

薄毛の原因はヘアサイクルが短いこと

普通なら頭皮に2~6年は住み続けるはずの髪の毛が、AGAだと半年から1年ほどで抜けたり生えたりを繰り返してしまいます。

先ほども述べたように、一生涯で生え替わる髪の毛の回数は40~50回と決まっているので、ヘアサイクルが短いと、それだけ早く毛根の寿命が尽きてしまうということです。

なので薄毛・抜け毛を改善するには、ヘアサイクルの期間を正常に戻すことがとても重要ということが分かりました。

正常なヘアサイクル(毛周期)とは

ヘアサイクルには、大きく分けて3つの次期「成長期・退行期・休止期」があります。

  1. 毛が生える(発毛)
  2. 太くなって伸びる【成長期】
  3. 成長スピードが落ちる【退行期】
  4. 完全に成長が止まる【休止期】
  5. 新しい毛に押し出されて抜ける(脱毛)

⑤まで行ったらまた①に戻り、こんな感じでグルグル繰り返されるのがヘアサイクルです。

男性なら2~5年、女性なら3~6年で1周します。

自分のヘアサイクルが正常か?調べるには

ヘアサイクルが短くなっていないかどうかの判断基準は、日々の抜け毛の量と質でチェックできます。

抜け毛の量と質をチェックしてみよう

  • 長くて固い抜け毛が1日50~100本ぐらい⇒正常
  • 短くて柔らかい抜け毛がたくさん!⇒乱れている

どちらかというと、抜け落ちている髪の毛の「本数」よりも「太さや固さ」に注目します。

1日に何本抜けているかなんて、数えられないですしね。

ヘアサイクルが乱れて短くなっている場合、髪の毛は成長しきらないまま、細く短く柔らかい状態で抜け落ちることになります。

髪の毛が頭皮でスクスクと成長できる期間が、正常な人よりもずっと短いからです。

コシのある強い髪の毛へと成長できずに、やせ細った髪の毛ばかりが増えることを「軟毛化」といい、AGAの特徴の1つでもあります。

抜け毛の量が多いか少ないかは「なんとなく最近増えたな」とか「湯船にやたら浮いてる」「枕にたくさん」ぐらいの感覚で判断してOKです。

ヘアサイクルが短くなってしまう要因

AGAの発毛サイクル

男性なら最長で5年もある正常な人のヘアサイクルと、半年から1年しかもたないAGAの人のヘアサイクル。なぜ期間にこんなにも大きな差があるのか?

その原因となるものは、生活習慣の乱れと男性ホルモンの影響が大きいようです。

  • 生活習慣の乱れ
    ⇒睡眠不足・運動不足・食生活など
  • 男性ホルモンの影響
    ⇒遺伝などによる悪玉男性ホルモンの感受性

睡眠や運動の不足、食べ物、シャンプーや整髪料の刺激など、髪の成長に支障をきたし、ヘアサイクルを乱す原因となるものはたくさん言われていますが…

同じように生活している同世代の男性でも、AGAになる人とならない人がいますよね。

生活習慣の良し悪しだけでは超えられない壁、それが「男性ホルモン」による影響です。

よくいう遺伝もまた、結局は男性ホルモンの感受性によるものなんですね。

諸悪の根源は「悪玉男性ホルモンDHT

ヘアサイクルを極端に短くしてしまうAGA。その諸悪の根源となるのが「DHT(ジヒドロテストステロン)」という、通称「悪玉男性ホルモン」です。

悪玉男性ホルモンとは

小難しい話を抜きにすると、悪玉男性ホルモンは髪の毛が大人になることをジャマする奴です。

地元(頭皮)の悪仲間(5αリダクターゼやテストステロン)に声をかけ「髪の毛育たなくしちゃおうぜ」と吹き込んでいるんです。

つまり、悪玉男性ホルモン軍団が悪さしないように取り締まれば、ヘアサイクルは正常に戻ります。

取り締まりの役割をしてくれるのが、フィナステリドなどのAGA薬なんですね。

乱れたヘアサイクルを整えるには

生活習慣を改善したり、髪に優しいシャンプーを使ったりするのも大事なことですが、一刻も早くヘアサイクル整えることができるのは、フィナステリドです。

AGA薬のフィナステリドには、悪玉男性ホルモンを抑制してくれる働きがあるので、乱れたヘアサイクルを正常に戻し、髪の毛の寿命を今よりも延ばすことができます。

まとめ

1つの毛根から髪の毛が生えてくる回数は、一生のうちで40~50回と決まっています。

それがすべて発動し終えると、毛根は死んでしまい、そこからもう髪の毛は生えて来なくなります。

髪の毛が生えて育って抜けてを繰り返す、このヘアサイクルを短くしてしまっているのが、悪玉男性ホルモンの仕業です。

成長しきらずに細く柔らかいままの抜け毛がどんどん増えてしまうAGAは、進行性の脱毛症なので、放っておいても自然には治りません。

「抜け毛の量が増えたな」「髪の毛がやせ細ってきたかも」と気づいた時点で対策をとらないと、髪の毛の寿命はどんどん縮まってしまうのです。